未経験からマーケティング職につくための3つの方法

将来的に年収をあげていくために営業や事務の仕事からマーケティング職にキャリアチェンジを検討中の方も多いのではないでしょうか。

ただし、経験者を募集することが一般的な中途採用において、まったくの異職種への転向は難易度が非常に高いという現実があります。

転職活動中の方からは 「職務経験なしにエントリーしても受からないのでは」「実際に応募したけれど書類選考で落とされ面接に進めない」といった声もあるため、一歩踏み出すことを躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。

未経験者の場合に転職の足かせとなるのが、マーケティングの実務経験がない点です。逆にいえばそこをいかに補っていくかがキャリアチェンジのポイントとなります。

もちろん、他の職種と同様にマーケターの場合もポテンシャル採用枠はありますので、第二新卒や20代前半の若手であれば、通常通り転職活動を行って問題ありません。

今回は、マーケティング業務の未経験者がマーケターになるための現実的な方法について解説します。

未経験からマーケターの実務経験を積む3つの方法

新卒採用と異なり中途採用の場合は、経験者採用が中心となります。即戦力となることを期待されるため採用募集の要項にも、保有スキルや職務経験などが必須とされる求人が多いですね。

そのため、まずは小規模でも何らかの形でマーケティング実務に携わることが重要です。前提として普段からマーケティング知識の習得やデータ分析、英語などのスキルアップに取り組むことが必須となります。

具体的な内容は以下で解説しますが、とれるアプローチとして「異動する」「転職する」「独立する」の3つの方法を試してみるとよいでしょう。

 

1.マーケティング部門に異動する

もっともおすすめな方法は同じ会社内でのジョブチェンジです。社内にマーケティング部門がある場合は、同期や同僚に確認して、ジョブローテーションや配置転換などによる部署異動の可能性やポジションの空き枠を探ってみましょう。

マーケティングの部署や担当者がいない場合はチャンス

会社内にマーケティング部門がない場合でも、可能性がないわけではありません。むしろ専任の担当者がいない場合はチャンスです。デジタルの活用や広告宣伝について費用対効果を交えた提案を行うことで、兼任や兼務といった形でマーケターとしての業務に携われる可能性があります。

営業職の場合であれば、BtoBマーケティングとの親和性が高いです。Webサイトを使った見込み顧客の獲得やセミナー・展示会などを上司に提案し稟議を通すことができれば、職務経歴書に記載できるマーケティングの実務経験を作ることができます。

一般職や派遣社員の場合は正社員での就職を優先する

いまの会社で働きながら社内異動が可能なのは、基本的に正社員かつ総合職の場合です。その点で、事務職や一般職からマーケティングへの社内異動はハードルが高いといえるでしょう。

そのため、マーケティング職に就く前段階として、正社員としての雇用を目指します。その場合もマーケティングと親和性の高いデザイナーやエンジニアなどの技術職、あるいは営業職などのビジネス経験を積める職種へ応募するとよいでしょう。

派遣やパート・アルバイトなどの雇用形態の場合も同様に転職や独立などの方法をとります。ステップアップでのジョブチェンジを考えましょう。

 

2.マーケターポジションで転職する

同じ会社内での部署異動に失敗した場合や、そもそもマーケティング部門やマーケターの採用ポジションがない場合は、未経験可のポテンシャル採用枠に応募して、転職後にマーケティングの実務経験を積むことで、マーケターとしてのキャリアをスタートできます。

ここではマーケターとしての経験を積むことが重要です。最初は採用ハードルの低い企業で何れかのマーケティング業務につき半年ないし一年程度経験を積んだのち、より待遇のよい会社へ転職しましょう。

もちろん一度の転職で志望する企業へ就職できることに越したことはないですが、大手企業や人気企業のマーケティング求人には広告代理店出身者や事業会社のマーケターなどが応募するため、それらと競合して競り勝つのは難易度が高いです。

そのため、転職活動では、基本的に未経験可のマーケティング求人に応募するということと、知名度の低いベンチャー、スタートアップや中小企業も含め応募していきましょう。

未経験からマーケティング職へ転職する際のポイント

内定を獲得するためには、マーケター求人のなかでも未経験でも採用されやすい職種に応募することが非常に大切です。狙い目はウェブサイトのプロモーションやコンテンツマーケティングなどWebマーケティング職種です。

参考:Webマーケターとは?Webマーケティングの仕事内容とキャリア

マーケティング担当者のなかでも、Webやデジタルに関する職種は人手不足ということもあり求人が増加傾向にあることと、デジタル人材の供給自体が間に合っていないため、未経験でも採用される余地が多くあります。

また、事業会社のマーケティング求人は、インターネット広告の運用やSEO経験が3年以上など求められる場合も多く難易度が高いです。

そのため、未経験からのファーストステップとしては、広告代理店やWeb制作会社、ツールベンダーなど支援側で入社することがおすすめです。

最初は営業担当として入社し、入社後のジョブチェンジや次の転職でマーケターとなるキャリアプランもあります。

転職のタイミングはいつがよい?

第二新卒や20代などの若手の場合は、大手企業も含めたポテンシャル採用枠が狙える。キャリアを考える際の一貫性や職務経験はその後もついてまわるということを考えると、転職のタイミングは早ければ早いほどよいです。

マーケターのなかでも、BtoC、BtoBといった対象となる顧客層や業種、業界、企業規模などにより職務内容は大きく異なります。基本的には広告予算やクライアント規模の大きい会社で働くほうがキャリアを考えるうえで有利になるため、転職時に複数の内定を獲得した際の選定基準に次のキャリアにつながるかは考慮しましょう。

その後のキャリアプランや年収をあげていくことを考えると、最初は入りやすい企業に入社しそこで経験をつんだのち本当にいきたい会社に入社するといった形で戦略的にキャリアを構成する必要 があります。

 

3.フリーランスとしてマーケティングの仕事をうける

未経験の場合で、正社員としての職歴がない場合や30代、40代など年齢がネックで転職でのキャリアチェンジがうまくいかない場合も多々あります。その場合には、フリーランスとして実績を積みマーケターになる方法があります。ここでもポイントはマーケティングの職務経験を実績として積むことです。

フリーランスは収入面が安定しないなどの懸念や不安も大きいため、いきなり個人事業主として独立というよりは、最初はサラリーマンとして働きながら副業として活動することがおすすめです。

未経験での転職よりもフリーランスの案件受注が簡単な理由

一般的な感覚では、転職よりもフリーランスとして仕事を受注するほうがハードルが高いイメージですが、ファーストキャリアで挫折した際に、マーケティングの仕事にジョブチェンジする際の難易度で比較すると、正社員として転職するよりもフリーランスで業務委託の仕事を受注するほうが難易度は低いです。

理由としては、一度正社員として雇用してしまうと簡単に解雇できないということから、採用に関してかなり慎重に行う企業が多いのに対して、業務委託の場合であれば、依頼のハードルは低いという事情があります。

最近では、クラウドソーシングのプラットフォームなど営業しなくとも仕事を受注できる環境がととのってきたため、未経験の場合でも副業でマーケティングの仕事に携わることのハードルがかなり下がりました。

マーケティングの仕事を探す方法

ランサーズやクラウドワークスといったマッチングプラットフォームに登録し、企業が掲載する案件に応募していきます。その際にも、最低限のポートフォリオはあったほうがよいため、独学やスクールに通うなどして、準備しましょう。

そのほか、フリーランスのマーケターとして仕事をうけるやり方として自分自身の事業のマーケティングに取り組むという方法もあります。個人ブログやSNSなどでの情報発信を行い、見込み顧客をつくり案件の受注につなげていくという行為は、まさにマーケティング活動そのものといえるでしょう。

 

未経験でマーケティング職につく方法のまとめ

売るための仕組みを作り実践していくマーケティングの仕事は、華やかなイメージもあり未経験からの異職種転職先として人気の高い職種です。

一方で、企業側は即戦力となる経験者を中心に採用活動を行うため未経験可の求人募集は相対的に数が少なく、大手企業や外資系企業、人気スタートアップなどでのマーケター採用枠は倍率の高い狭き門となっています。

マーケターとして働くためには、企画力やプレゼンテーション、コミュニケーションといったビジネスでのスキルのほか、調査分析、広告知識など高度な専門スキルが必要とされます。

そのため、キャリアをスタートさせるためには、紹介した3つの方法を検討して、まずは何かしらのマーケティング実務につくことを最優先で考えましょう。営業や事務などの異職種からマーケターへのキャリアチェンジを目指す場合は、今回の記事を参考にしてみてください。