Webプランナーとは?なるには?仕事・スキル・年収・就職先・将来性

Webサイト制作やオンラインマーケティングで活躍する職業が「Webプランナー」です。未経験からWeb業界への転職を目指す方やコンテンツ企画の仕事に就職を考える方も多いのではないでしょうか。

Webプランナーとよく混同される「Webプロデューサー」や「Webディレクター」との違いやキャリアパスについてもみていきましょう。

この記事では、Webプランナーの仕事内容やスキル、平均年収、転職方法、将来性などを紹介します。

Webプランナーとは

Webプランナーは、Webサービスやメディア、広告などに関する分野でWebサイトやコンテンツの企画設計をおこなう職業です。

Webプロデューサーとの違い

Webプランナーがプロデューサーの役割を兼ねる会社もありますが、役割分担を行う際は、企画者と意思決定者で分担することが多いです。

プランナーが出した企画に対して、プロデューサーが統括者として、Goサインを出します。

Webディレクターとの違い

企画に関わる職種として、Webディレクターもありますが、ディレクターはより制作に近い業務を担当します。

プランナーが企画し、クライアントから承認を受けたWebサイト制作の設計や構築などを担当するのがディレクターなのです。

Webデザイナーとの違い

Webプランナーやディレクターが企画を担当するのに対して、Webデザイナーは制作を担当します。

デザイナーやコーダー、ライターなど実際のWebサイト制作に関わる職業をWebクリエイターと呼ぶこともあります。

Webプランナーの就職先・活躍の場

Webプランナーが活躍するのは、Web業界のなかでも受託企業が多いです。クライアント企業から委託をうけたプロジェクトに対してプランニングをおこないます。

具体的な就職先としては、Web制作会社、広告代理店、コンサルティング企業などが該当します。

上記のほか、Web系のメディア企業などもWebプランナーが活躍する会社です。自社サービスのプロモーションや広告事業などに携わります。

Webプランナーの仕事内容

Webコンテンツやオンライン施策に関するプランニングを行うことががWebプランナーのメイン業務です。

ジャンルによりプランナーの業務もわかれるため、コンテンツ制作とマーケティングで役割が異なることもあります。

Webサイトの構築だけでなく、Webマーケティングでも予算規模の大きな案件では、マーケターとプランナーの分業体制が敷かれています。

よい企画をおこなうためには、調査やリサーチが重要です。

クライアントの要望や設定された目標などをもとに、情報を整理し、方向性やコンセプトを立案します。

担当者へのヒアリングのほか、ユーザーインタビュー、アンケート調査など裏付けとなるデータを揃えるのもプランナーの仕事のうちです。

Webプランナーのスキル

ここでは、Webプランナーに求められる能力や素質を紹介します。Web技術やデザイン、広告表現など世の中のトレンドを理解したうえで、プロダクトやサービスの魅力を引き出しターゲットに訴求するプランの構築が求められます。

企画力

Webプランナーに最も必要なスキルが企画力です。話題性や新規性が高い提案を用意できるだけでなく、実務ではクライアントの本質的な課題を解決することが求められます。

納得感のある提案をおこなうためには、根拠となるデータを準備し、ドキュメントを作成するスキルも必要でしょう。

情報収集力

世の中の流れや動向を把握して企画におとしこむための高い情報収集能力もWebプランナーに必須のスキルです。

依頼を受けた商品・サービスに関するプロモーションなどを担当する際に、周辺状況を手早く理解するにも役立ちます。

コミュニケーション能力

プランニングの仕事はクライアントのほか、Webデザイナーやエンジニアなどクリエイターともやりとりしながら進めていくことがほとんどです。

初対面の相手とも忌憚なく意見交換をおこなったり、時には納期や予算などの交渉もおこなうなど、コミュニケーションスキルが求められます。

Webプランナーの平均年収

Webプランナー全体での年収の相場は、450万円程度です。この給料レンジは、一般的な会社員の年収と同じ程度といえます。

マイナビエージェントによると、Webプランナーの平均年収は、20代では349万円(男性350万円、女性348万円)、30代では637万円(男性638万円、女性630万円)でした。

年齢により年収にかなりの差があらわれる一方で、男女の差は少ないという結果となり、Web業界の実力主義な面を示しています。

Webプランナーになるには

業界未経験からWebプランナーを目指すには、どのような方法があるのでしょうか。

未経験からWebプランナーになれる?

Web制作における上流工程を担当するWebプランナーには、クリエイティブやマーケティング、業界知識など幅広い知見やスキルが求められます。

そのため、まったくの未経験からすぐにWebプランナーとして転職したり、就職したりすることは難しいでしょう。

ただし、WebデザイナーやWebディレクターとして就職した後に、Webプランナーとして転職することはキャリアパスとしても一般的です。

未経験でも採用されやすいWeb系職種で最初の就職を目指す

未経験者がWebプランナーを目指す場合は、業界への入り口として未経験歓迎の求人で中途採用されることを目標にしましょう。

WebデザイナーやWebエンジニアとして転職したあとに、セカンドキャリアとしてWebディレクター、そしてWebプランナーとキャリアチェンジしていくのです。

Webプランナーのキャリアパス

Webプランナーになった後のキャリアパスとしては、広告代理店や制作会社など受託会社のなかで出世を目指すほかに、事業会社の制作部門やマーケティング部門などに転職するパターンも多いです。

Web制作の一連の流れを経験し、品質チェックやディレクションなどを問題なく実施できるなら、独立してフリーランスや経営者を目指すこともできます。

Webプランナーの将来性

Webコンテンツの制作やマーケティング、アプリなど幅広い経験や知識が必要なWebプランナーは、転職市場に流入する求職者数が少なく企業からの求人需要も堅調です。

Webサイトやオンラインメディアのほか、EC、ゲーム、Web広告などWebに関するプランニングの領域も拡大しています。

それぞれのジャンルに特化した、「Web広告プランナー」「Webコンテンツプランナー」「ゲームプランナー」などの職種も登場しています。

プランナーにWebの知識だけでなく業界に関する知識や、データ分析やテクノロジーに関する経験がもとめられる傾向もあり、今後はよりテクニカルな知識や経験が重要になってくるでしょう。

フロントエンドエンジニアのフリーランス単価相場は?求人動向・案件獲得・独立のポイント

この先、フロントエンドエンジニアで独立を考えている方も多いのではないでしょうか。

React、Vue、Angularなどのフレームワーク利用経験のあるエンジニア求人需要は伸びており、エージェントでのフリーランス募集も伸長しています。

この記事では、フリーランスのフロントエンド案件の単価相場や仕事内容、必要な能力、案件獲得の方法など紹介します。

フリーランスのフロントエンドエンジニアという働き方

Web業界では、企業に数年間勤務して経験を積んだあとにフリーランスとして独立することも珍しくありません。

ここでは、UI/UXやフロントエンド開発の案件で活躍するフリーエンジニアについてみていきましょう。

フロントエンドエンジニアとは

フロントエンドエンジニアは、Web開発においてユーザーが閲覧し操作する箇所の実装を担当する技術者です。

フロントエンドの開発では、プログラミング言語として、HTML・CSSJavaScript、TypeScriptなどの言語がもちいられます。

フロントエンド開発の需要が高まる背景

あらゆる分野でオンライン利用が伸長するなか、Webサービススマホアプリなどの顧客接点を重視する企業も増えています。

そして、ユーザー体験の重要な部分をしめるUIに関わるフロントエンド技術者の需要も増しているのです。

フロントエンドエンジニアの案件数・フリーランス求人動向

フロントエンドエンジニアのフリーランス市場を確認する指標として、企業が募集する求人数があります。

実際にどの程度フロントエンド開発の案件が掲載されているか、エージェントサイトで調べてみたところ、クラウドテックでは610件でした。

業務委託のエンジニア案件では、企業に常駐して仕事をするタイプがほとんどですが、最近ではリモートや在宅ワークで稼働する案件も増加傾向にあります。

フリーランスエージェントでは、サイト上に案件を公開しない非公開求人も多くあります。実際の求人数が気なる際は直接確認してみてもよいでしょう。

フロントエンドエンジニアの仕事内容

フロントエンドエンジニアの仕事は、ユーザーが操作する画面(UI)を開発することです。

マークアップ

Webデザイナーの作成したデザインを元にHTMLとCSSで、Webベージをマークアップします。

テキストや画像の配置、ボタンなどの装飾についても HTML/CSSを編集するため新規構築だけでなく、修正の依頼も多くあります。

HTMLコーディングは、組織によって、フロントエンドエンジニアではなく、コーダーやマークアップエンジニアの業務とされることもあります。

フロントエンド開発

JavaScriptを使用した動的な処理の実装やモダンなフロントエンド開発はフロントエンドエンジニアのメイン業務です。

サーバーサイドの処理をフロントエンドで受け持つケースも増えており、ユーザー認証やデータの受け渡しなどの機能を実装することもあります。

JavaScriptの基本的な処理に加え、AjaxAPIなどサーバーサイドについても経験しておくとよいでしょう。

企画設計

Webサービスやアプリケーションに関して、フロントエンドの処理を適切な粒度でグルーピングし構成を企画したり、既存環境の見直しを図ります。

CMSの導入やCSSの規約作成、テンプレート化など共通で使用できるコンポーネントやルーティングの設計も行います。

フロントエンドエンジニアの単価

フロントエンド案件の単価相場(フリーランス

フリーランススタートによると、週5日常駐で月140〜180時間の案件で、フロントエンドエンジニアの単価相場は60万円〜80万円程度です。

経験や技術によって単価も変わるため、バックエンドの経験があるエンジニアやVue.js、Reactなどのスキルがあると待遇が良くなるでしょう。

高単価な案件を受注すれば、年収1000万円を目指せるでしょう。

フロントエンドエンジニアの平均年収(会社員)

マイナビエージェントの調査では、会社員で働くフロントエンドエンジニアの平均年収は385万円です。

IT系の他の職種に比べると低い水準ですが、会社や役職によっても給与レンジは異なります。

リーダー経験やマネージャー経験があると年収600〜800万円を目指すことも可能です。

フリーランスのフロントエンドエンジニアになるには

フリーで働くには実務経験が必要

フロントエンジニアが業務委託のフリーランス案件を受注するには、どうしても実務経験が求められます。

そのため、未経験からフリーランスを目指す場合でも、まず会社員エンジニアへの就職・転職を行います。

プログラミングスクールや独学で勉強して、クラウドソーシングなどで仕事を受け始めることもできますが、挫折することも多いため注意しましょう。

独学で勉強するよりも会社に就職して働いたほうが、実践的なスキルを身につけることができ成長も早いです。

フロントエンド案件の獲得方法

会社に数年間勤めた後は、独立してフリーランスで仕事をすることが可能です。フロントエンドの仕事の探し方を紹介します。

エージェントを利用する

フリーランスエンジニアの仕事探しに利用されることが多いのが専門のエージェントです。

エージェントは法人のクライアントとなる事業会社やSIer、コンサルファームなどに営業して、業務委託の仕事を常に抱えています。

職務経歴書やスキルシートを登録して、希望するジャンルや単価、週何日稼働するかなどを伝えると、マッチする案件を紹介してくれます。

独立を検討する際なども、フリーランスエージェントに登録して紹介される案件を確認してみるとよいでしょう。

クラウドソーシングで探す

フロントエンドやWebデザインの案件は、クラウドソーシング上でも多く募集されています。

クラウドワークスやランサーズなどに登録して手続きを完了すると、クラウドソーシング上の募集に応募できるようになります。

エージェント経由の案件に比べ、クラウドソーシング上の依頼は小規模で安価な取引が多い傾向にあります。

その分、契約条件には融通が効きやすく、在宅やリモートワークの仕事がほとんどです。

紹介や直接営業

フリーランスの仕事獲得の方法として、知人の紹介もよくある方法です。独立前の勤務先や前職の同僚など知り合い経由で話が持ち込まれることも多いでしょう。

そのように直接依頼を受けた仕事では、エージェントやクラウドソーシング経由のようにマージンを抜かれることがなく働き方の自由度も高いでしょう。

また、フロントエンドエンジニアの案件は、WebデザイナーやWebディレクターなど他の関連する職種からの紹介も多いです。

ポートフォリオを用意して、自身のブログやSNSなどと関連付け、問い合わせフォームなど見込み顧客からの連絡も受け取れるようにしておきましょう。

フリーランスのフロントエンドエンジニアに必要なスキル

開発スキル

HTML、CSSJavaScriptなどでの開発経験はフリーランスのフロントエンドエンジニアとして働く上で必須です。

ブラウザ上でWebページを表示するにはHTML/CSSでコーディングをおこないます。

UI/UX設計

フロントエンド開発をおこなう上では、ユーザー体験やユーザビリティを考慮した設計をおこなう必要があります。

コードを書くだけでなく、ビジネス課題やユーザーの利用目的を解決することを念頭に開発を進めます。

サーバーサイドの知見

フロントエンドとバックエンド(サーバーサイド)で分業する職場は多いですが、サーバーサイドの経験があると受注できる案件の幅が広がります。

高単価なフロントエンド案件を獲得するために

マネジメント経験

エンジニアチームのマネジメント業務やリードエンジニアとしてコードレビューの経験があるとフロントエンド開発のスキルに対する信頼性が向上します。

一般的に開発メンバーとしてジョインするよりも、PMや技術顧問のほうが単価が高いのです。

技術選定や設計などの経験

技術選定や要件定義など上流工程の仕事はフロントエンド案件のなかでも、より広範囲な知識やビジネス理解を必要とする業務です。

最新技術やフレームワーク、ツールなどをトレンドに沿って経験しておくと案件の幅が広がります。

有名企業やプロダクトでの経験

大手企業への勤務経験や有名サービスの開発に携わった経験を評価するクライアントは多いです。

また、クライアントによっては同業界や自社と似たサービス、アプリの開発者を優遇する企業もあります。

フロントエンドエンジニアの将来性

Web技術の発展とともに、開発エンジニアの役割もフロントエンドとバックエンドに分かれるようになりました。

そのなかでも注目を集め、変化の度合いが大きいのはフロントエンド技術でしょう。

この先の将来、フロントエンドエンジニアの需要はどのように推移するのでしょうか。

JavaScriptの利用が増え活躍の場は多い

フロントエンドエンジニアが対象とする範囲は、HTML/CSSでの静的ページのマークアップに留まりません。

JavaScriptでの開発では、React、Vue、Angularなどのフレームワーク・ライブラリの利用が増加しています。

フロント開発では、それらのモダンな開発環境での仕事が今後も増えるでしょう。

そして、Node.jsやTypeScriptなどサーバーサイドでもJavaScriptが利用されるようになっています。

デジタル化の加速で需要が伸びる

新型コロナウイルスの流行から、企業のデジタルシフトが加速しています。

対面サービスのオンライン化やWeb予約、電子決済などのシステム化は、今後もますます重要になるでしょう。

そして、それらのDXにおいてユーザーとの接点となるUI/UX開発はますます需要が拡大する傾向です。

新しい職種のため将来は未知数

とはいえ、フロントエンドエンジニアはまだまだ歴史が浅く、この先の将来は未知数な点も多いです。

Web開発の歴史のなかでも、サーバーサイドに比べフロントエンドは移り変わりが早く、技術の変遷が何度もおこなわれています。

そのため、この分野に携わる技術者としては、新しい技術にキャッチアップしていく好奇心や技術力が求められるでしょう。

フリーランスエージェントの手数料・中間マージン・搾取されないために

無料で登録できてフリーランスの仕事探しに役立つエージェントですが、中間マージンや手数料が気になる方も多いのではないでしょうか。

優良なエージェントを活用すれば、直接契約よりも高単価な案件を受注できる一方、悪質なエージェントやSES企業では、極端に高いマージン率を設定しているため注意が必要です。

この記事では、初心者にもわかりやすく「フリーランス案件の商流」や「エージェントの手数料」「マージン率」について紹介します。

搾取されないためのチェックポイントや注意点も参照しましょう。

フリーランスエージェントとは

フリーランスエージェントのマージンや収益構造について理解するためにも、事業の成り立ちやビジネスの仕組みを把握しておきましょう。

フリーランスエージェントのビジネスモデル

フリーランスエージェントのビジネスモデルは、企業から依頼のある人材募集や求人案件、タスクなどをエージェントに登録したフリーランスに仲介する業務により成立しています。

言い換えると外部人材を探している企業と、力を発揮できる場所を探しているフリーランスとをマッチングするのがエージェントの役割といえます。

そのため、企業・フリーランスともに固定費や初期費用がなく無料で利用できるサービスを提供するエージェントがほとんどです。

企業から広告費や媒体掲載費といった名目で収益を得る事業者もありますが、多くのエージェントは、成果報酬の料金体系を採用しています。

フリーランスエージェントの手数料と収益モデル

フリーランスエージェントが収益を得る手段として、一般的なのは仲介手数料です。クライアントから受注した業務委託の仕事をフリーランスに再委託して、受注金額から手数料(中間マージン)を差し引いた金額をフリーランスに報酬として支払うのです。

また、基本的なサービスを無料で提供する代わりに成約時に紹介料という形式やシステム利用料のような名目で企業から収益を得るエージェントも存在します。

エージェントの手数料について、代表的な方法を以下で紹介します。

仲介手数料

エージェントのマネタイズで一般的な方法が仲介手数料です。企業とエージェント、エージェントとフリーランスがそれぞれ契約を交わし、エージェントはフリーランスに業務を再委託します。

企業から受け取る受注金額とフリーランスに支払う報酬金額の差額がエージェントの収益になります。

紹介手数料

転職エージェント業界でよく見られるマージンの取り方が成功報酬型の紹介フィーです。エージェントから紹介したフリーランスに仕事を依頼する契約がまとまった際に、法人側のクライアントとなるエンド企業や元請け企業から紹介手数料を受け取ることができます。

この形態では、企業とフリーランス、もしくは、元請け企業とフリーランスが直接契約を交わします。

システム利用料

エージェントの中には、企業とフリーランスがマッチングするためのシステムやプラットフォームを提供して対価を得る事業者もあります。このパターンでもフリーランスは無料で、企業から登録料やプラットフォーム利用料などの名目で費用を受け取る場合が多いです。

料金体型としては、固定費のみの場合もあれば、成功報酬のみや、固定費と成功報酬の組み合わせのパターンがあります。

フリーランスエージェントの役割

フリーランスエージェントは、フリーランスと企業を仲介する役割を担います。ここでは「フリーランス」と「企業」のそれぞれに対して、エージェントが果たす役割をみていきましょう。

フリーランス

エージェントがフリーランス向けに提供する主なサービスとしては以下のような内容があります。

  • 案件情報の提供
  • 企業面談への同席・面接対策
  • 条件交渉や契約のサポート
  • 参画後のフォロー

このように、企業に対する営業代行を中心にフリーランスが案件に参画できるよう支援するのです。

企業

一方で、エージェントは、企業に対してもサービスを提供しています。

  • 人材情報の提供
  • 募集する人材要件の定義
  • 候補者の選別・推薦
  • 契約のサポート

個人と直接契約することを面倒だったり、リスクと捉える企業もあり、エージェントを間に挟みたい企業も少なくありません。

クラウドソーシングやマッチングサービスとの違いは、上記のような人の手を介したサポートの有無といえるでしょう。

フリーランスエージェントのマージン率

さきほどフリーランスエージェントの収益構造で、代表的な収益モデルの例に仲介時の手数料を紹介しました。稼働中フリーランスの報酬に対する手数料をメインの収益とするエージェントでは、マージン率が決まっている会社も多いです。

そこで、ここではエージェントのマージン率の相場について紹介します。

エージェントのマージン率の相場

フリーランスエージェントのマージン率は会社によってまちまちですが、一般的な目安としては、20%〜30%といわれています。

例えば、企業から支払われる報酬の金額が100万円でマージン率が20%の場合で考えてみましょう。

総額100万円からエージェントの手数料として20万円が差し引かれ、80万円がフリーランスの取り分になります。

マージン率よりも報酬金額が重要

仮にマージン率が30%と20%のエージェントがあったとして、報酬が同じ100万円であれば料率が20%のエージェントを利用したほうが得なのは間違いありません。

一方で、マージン率30%でも報酬金額が120万円であれば、取り分は84万円になり、4万円多い計算です。

最終的に受け取れる金額に拘って受注するようにしましょう。

マージン率が非公開のエージェントも多い

フリーランスエージェントの中には、マージン率を公開しているエージェントもありますが、エージェント全体からみると少数派です。エージェント全体では、マージン率を非公開とするエージェントのほうが多いのです。

複数のエージェントに登録して比較する

マージン率を確認するには、複数のエージェントに登録して同じ案件の単価報酬を比較しましょう。

マージンを取られるというと、エージェントに搾取されているような気分になりますが、エージェントとフリーランスは持ちつ持たれつの関係です。

エージェントも利益を出さないことには事業を継続できませんし、フリーランスも案件紹介は無料で受けられます。

フリーランスエージェントの手数料の設定方法

次に、エージェントの手数料の設定方法を紹介します。報酬金額に対して、20%や30%など一律のマージン率を設定するルールを基準に、単価や継続回数によって調整をかける方法が一般的です。

単価に応じた調整

案件の報酬が100万円であれば、30万円を手数料で差し引いても70万円が残ります。一方で、報酬が50万円の案件で30万円を手数料で取るとフリーランスの手元には20万円しか残りません。

案件の単価に応じてエージェントが得られる手数料にも自然と限界がでてくるため、報酬の価格帯に応じてマージン率や手数料の固定金額を調整するのです。

契約実績に応じた調整

エージェントはフリーランスと企業の間に入り契約をサポートします。その際に、初回契約よりも、何度も契約更新しているフリーランスは信用面や管理コストに差があるのが実態です。

そのため、初回契約時は途中退場や音信普通などのリスクを織り込んで、継続の場合の手数料よりも高い料率設定の方式を採用するエージェントもあります。

営業担当の裁量での調整

エージェントによっては、一定のマージン率のなかで現場の営業担当者に手数料率の決定が一任されているケースもあります。

どうしても決めたい案件や急募で依頼がきており、人材が希少な案件であれば通常よりも低いマージン率で案件に入ることができます。

スキルや職種によってはこのタイプのエージェントを利用することが一番利益につながることもあります。

初心者におすすめは公開型エージェント

マージン率を公開しているエージェントは、会社で厳密にルールが決まっていることも多く、担当者個人の裁量は小さいところがほとんどです。

その代わり、過度に高いマージン率で案件を紹介されることもないため、フリーランス初心者にはおすすめです。

一方で、マージン率非公開のエージェントでは、案件や担当者毎にマージン率がことなるため、相場に対して低いか高いかの判断をしていく必要があり、ある程度慣れてからのほうがよいでしょう。

フリーランス案件の商流の仕組み

フリーランスエージェントの中間マージンを理解するには、クライアント企業から元請け企業、元請け企業からエージェント、エージェントからフリーランスというIT業界の多重下請け構造を理解する必要があります。

フリーランスと発注元となるエンド企業の間に挟まる企業が少ないほど「商流が浅い」多いほど「商流が深い」と表現されます。

エージェントから紹介されるフリーランス案件は、この商流によっていくつかのパターンに分類されます。

一次請け

エージェントがエンド企業に営業して獲得してきた案件です。フリーランスとの間にエージェント1社しか仲介業社を挟まないため、マージンを最小限に抑えられます。面談回数も少なく、決定のスピードも早い傾向にあります。

二次請け

エージェントがSIerなどの元請け会社やプライムベンダーに営業して獲得してきた案件です。間に数社入るため、その分のマージンが引かれますが、上限予算が高いポジションでは一次請けの案件よりも報酬が高くなります。

三次請け

元請けSIerやプライムベンダーから仕事を請け負う、二次請け、三次請けのシステム会社やSES企業から依頼を受けエージェントが人員を調達する案件です。間に複数社が介在するため、報酬の金額が低くなりがちです。

直接契約

エージェントを通さずに、クライアントとなるエンド企業と直接契約するパターンです。間に企業が挟まらないため、マージンを取られることはありません。

フリーランスエージェントに搾取されないために

エージェントに法外なマージンを取られないために注意できることがあります。

フリーランス市場も需要と供給で成立しています。搾取されないためにも、常に適正価格を見分けるようチェックしましょう。

単価相場や市場価値を把握する

自分のスキルセットや経験に対して適正な単価で案件を受注するには、仕事内容や職務経験に応じた報酬の相場を知っておくことが重要です。

フリーランスの単価相場だけでなく、エージェントや元請け企業が受け取る人月単価なども把握しておくと、自分の市場価値を見出しやすいでしょう。

エージェントに希望単価を提示する

エージェントから提示された単価に従うのではなく、自分から希望の単価を伝えることで搾取されにくくなります。

単価をエージェント任せにしたり、初心者だからわからないという態度をしてしまうと、手数料を多めに取られてしまいかねません。

案件選びで妥協しない

フリーランスが搾取されないためには、案件選びやエージェント選びで妥協しないことが大切です。

エージェントや担当が違うだけで、数10万円報酬に差が出ることもあります。

仕事がなく空白期間が続くよりは、何かしら案件に入ることもありますが、より良い条件を探す姿勢は持ちましょう。

フリーランスエージェントとの交渉のポイント

より良い契約条件を引き出すには、フリーランスエージェントの担当者を通してクライアントと交渉する必要があります。

交渉のタイミングは大きく分けて、新規契約時と契約更新時の2つです。

また、マージンを設定している以上、エージェント自体とも交渉の余地があることも覚えておきましょう。

商流を確認する

単価などの契約条件について交渉する際は、事前に商流を確認しておきましょう。エージェントがエンド企業と直接や元請け企業(プライムベンダー)とやりとりしている際は、条件交渉も行いやすいです。

逆に、二次請け以上の商流が深い案件では、そもそもエージェントの取り分が少なく、交渉の余地がなかったりもするものです。

受注金額やマージンを確認する

エンド企業から直接受注した案件など商流の浅いプロジェクトであれば、単価交渉の余地もあります。

エージェントの受注金額やマージン率を確認して交渉の幅を把握しましょう。マージン率を担当者に聞いて、回答が得られない場合は、同じ案件の単価で他のエージェントと比較してみましょう。

更新タイミングで単価交渉する

賃貸マンションやアパートと同様にフリーランス案件の単価交渉でも、契約更新時はタイミングとして狙い目です。

ただし、あくまでも必要とされているから交渉が成り立つことは理解しましょう。

役立つプロフェッショナルとして、現場で信頼されることが最低限必要です。

継続依頼の意向を受けたタイミングで、単価アップを交渉してみましょう。