第二新卒で経理に転職する方法|求人の探し方、書類・面接の選考対策
第二新卒で異職種から経理に転職を考えている方へ、求人の探し方から応募手続きや面接の選考対策までの流れを紹介します。未経験OKな経理職の求人は転職エージェントや求人サイト、企業のウェブサイトなどで探せます。
経歴の少ない第二新卒の応募書類では、自己PRや志望動機をわかりやすく伝えることが大切です。面接ではPCスキルや経理の基本知識の確認に加え、自分の経験を具体的に説明し、企業への意欲を示すことが重要です。
以下で転職に関するお役立ちの情報を提供しますので、選考の合否に一喜一憂せず転職活動を進めていきましょう。
- 第二新卒で経理になるには
- 企業が未経験の20代を経理職で採用する理由
- 第二新卒で経理担当者を募集する就職先
- 第二新卒で経理を募集する求人の探し方
- 第二新卒の経理を募集する求人の応募要件
- 第二新卒で経理への転職に苦戦した際の対処方法
第二新卒で経理になるには
学習と資格取得
経理の職に就くためには、基本的な会計や経理の知識が必要です。独学や通信教育、オンラインコースを活用して、経理の基礎を学びましょう。また、経理関連の資格(簿記、公認会計士、税理士など)を取得することで、応募時のアピールポイントとなります。
インターンやアルバイト、副業などの個人活動
経理の未経験からの転職を考える場合、インターンシップやアルバイト、副業などの活動を通じて経理業務の実務経験を積むことが有益です。実際の仕事に携わることで、知識を実践に活かすスキルを身につけられます。
転職エージェントの利用
経理の求人情報を提供する転職エージェントを活用することで、自分に合ったポジションを見つける手助けを受けることができます。エージェントは求人情報だけでなく、転職アドバイスやキャリアプランの構築も行っています。
自己PRの準備
履歴書や職務経歴書を作成する際に、過去の経験やスキルを経理業務に関連づけて記述しましょう。未経験者でも、数値やデータを扱う経験、PCスキル、論理的思考能力などをアピールポイントとして強調できます。
面接対策
面接では、経理業務への興味や熱意、学習意欲、チームワーク能力などが評価されます。練習を重ねて自己紹介や志望動機を準備し、経理職に必要な資質をアピールすることが重要です。
人との交流
経理関連のセミナーやイベント、SNSなどを通じて、業界のプロフェッショナルとつながることで、求人情報やアドバイスを得る機会が広がります。
志望企業のリサーチ
経理職を募集している企業をリサーチし、その企業に合わせたスキルや知識を磨くことで、応募時のアピールポイントを高めることができます。
未経験から経理職に転職するには、学習と実務経験の積み重ね、自己PRの強化、効果的な求人探しと面接対策が重要です。地道な努力と情熱を持って取り組むことで、経理の職に就く可能性を広げることができます。
企業が未経験の20代を経理職で採用する理由
第二新卒で未経験の経理担当を募集する理由は、以下の3つです。
入力や集計などの事務作業を依頼したいから
経理部門では、日々の取引や会計処理に関わるデータ入力や集計などの事務作業が欠かせません。これらの作業は正確性と効率性が求められるため、新たな人材を採用して業務のスムーズな遂行を支える必要があります。第二新卒者の採用は、これらの事務作業を効果的に行うための人材補充手段として選ばれることがあります。
業務の幅が広く人出が不足しがちだから
経理業務は企業の財務状況を管理し、予算策定や経費精算、伝票管理など多岐にわたる業務を担当します。業務の幅が広く、専門的な知識やスキルが求められるため、経理部門は人出不足に悩むことがあります。第二新卒者の採用は、新たな人材を取り入れて業務の遂行能力を向上させるための手段となることがあります。
キャリアパスを明確にしやすいから
経理職は、熟練度や専門知識の習得によってキャリアアップが可能な職種です。未経験から経理職に転職した第二新卒者は、入社後の研修や経験を通じて着実に成長し、将来的なキャリアパスを築くことができます。企業側も、有望な人材を採用し、経理部門の中核メンバーや管理職候補として育てることができるメリットがあります。
以上の理由から、第二新卒者を経理職として募集することは、経理業務の効率性や成長の観点から重要な選択となることがあります。
第二新卒で経理担当者を募集する就職先
第二新卒の求人で経理担当者を募集する就職先について説明します。
大手企業
大手企業は多岐にわたる業務を展開しており、その結果、複雑な財務・経理業務を担当する経理担当者を求めることがあります。大規模な組織での経験を積むことで、多くの業務や取引に携わる機会があり、専門的なスキルや知識を磨くことができます。また、大手企業ならではの研修やキャリアパスの整備も魅力です。
中小企業
中小企業では経理担当者が幅広い業務を担当することが多いため、入社直後から多様な経験を積むことができます。組織が比較的小規模であるため、財務会計職としての裁量や責任を持つ機会も多く、スキルの向上と成長が期待されます。アットホームな雰囲気で働きながら、多角的な経験を積むことができます。
スタートアップ
スタートアップ企業は急速な成長を目指すため、効率的な経理業務が重要です。こうした企業では、未経験者でも柔軟な思考とアイデアを活かして、新たなプロセスや仕組みを築くチャンスがあります。経理業務の他にも幅広い業務に携わることができ、多様な経験を得ながら成長することができます。
NPO (非営利団体)
NPOは社会貢献を目指す組織であり、経理業務もその一環として重要です。経理担当者として、資金管理や予算編成、助成金の管理などを通じて、社会への貢献を実感することができます。意義のある仕事に携わりながら、自己成長と社会貢献を両立させることができる環境です。
それぞれの就職先には特徴があり、経験やスキルの向上、キャリアパスの構築、意義ある仕事に携わる機会などが存在します。自身の目標や価値観に合った就職先を選ぶことが重要です。
第二新卒で経理を募集する求人の探し方
第二新卒で経理を募集する求人を探す際の方法をいくつかご紹介します。
求人情報サイト
求人情報サイトや転職ポータルサイトを活用して、インターネット経由で経理職の求人を探すことができます。検索条件を設定し、興味のある会社を探し出す方法です。
転職エージェント
第二新卒向けに求人情報を提供する転職エージェントを利用すると、専門家のアドバイスや求人情報の提供を受けることができます。自分の希望条件やスキルに合った求人を紹介してもらえるため、効率的な求人探しに役立ちます。
経理特化の人材紹介会社
経理職に特化した人材紹介会社に登録し、希望条件やスキルを伝えて求人情報を受け取る方法です。専門のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる場合もあります。
企業のウェブサイト
大手企業や中小企業、スタートアップなど、興味のある企業の公式ウェブサイトをチェックして求人情報を探しましょう。採用情報ページやキャリアページに、経理職の募集情報が掲載されていることがあります。
SNSの活用
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを活用して、企業の最新の求人情報をフォローしたり、コミュニティに参加したりすることで、求人情報をキャッチするチャンスが広がります。
業界イベントやセミナー
経理業界に関連するイベントやセミナーに参加し、業界の最新動向や企業情報を得ることができます。そこで企業の関係者とコネクションを築くことも可能です。
これらの方法を組み合わせて、自分に合った求人情報を見つけることが大切です。求人情報を継続的にチェックし、興味を持った求人に応募することで、経理職への転職のチャンスを広げることができます。
第二新卒の経理を募集する求人の応募要件
第二新卒の経理を募集する求人の応募要件は、企業や求人の内容によって異なる場合がありますが、要件として以下のようなものが一般的です。
学歴
会計や経理に関連する学士号(経済学、商学、会計学)またはそれに準ずる学位を持っていることが求められることがあります。
経験
未経験可の場合もありますが、簿記の基礎知識や経理業務に関する理解を持っていることが好ましいです。実務経験やインターンシップ経験がある場合、アピールポイントとなります。
簿記資格
簿記の資格(2級、3級、初級)を取得していることが求められることがあります。資格取得がない場合でも、取得意欲や学習意欲を示すことはできます。
コンピュータスキル
エクセルなどのOfficeソフトウェアを使ったデータ入力や集計、基本的なITスキルを持っていることが求められることがあります。
コミュニケーションスキル
経理業務は他部門との連携が必要な場合が多いため、コミュニケーションスキルやチームワーク能力が重視されることがあります。
数値処理能力
正確なデータ入力や計算、分析が求められるため、数値処理能力が高いことが望まれます。
忍耐力と細かな作業への注意力
経理業務は細かな作業や詳細なデータの取り扱いが必要です。正確性と注意力が求められます。
求人ごとに要件は異なるため、具体的な求人情報を確認する際には、応募要件を詳しく確認し、自身のスキルや経験と照らし合わせて適切な求人を選ぶことが重要です。
第二新卒で経理への転職に苦戦した際の対処方法
第二新卒で未経験から経理への転職に困った際の対処方法を以下の3つでお教えします。
応募先が見つからない場合
応募したい求人がない場合は、検索する条件を広げたり、エージェントから提案をうけることが有効です。
求人情報の幅を広げる
経理職の求人だけでなく、関連する職種や業界も含めて求人情報を探すことで、選択肢が増える可能性があります。例えば、経理事務、財務アシスタントなども考慮することができます。
転職エージェントの利用
転職エージェントを利用してキャリアプランのアドバイスや未経験可の求人情報の紹介を受けることができます。エージェントはあなたの希望や経歴に合った求人を提案してくれることがあります。
ネットワーク活用
既存の人脈やSNSを活用して、経理業界で働く人とつながり、求人情報やアドバイスを得ることができるかもしれません。
書類選考に通らない場合
求人に応募しても書類で落ちてしまう場合は、職務経歴書を見直しましょう。
履歴書・職務経歴書の見直し
履歴書や職務経歴書の内容や表現を見直し、自分のスキルや経験を明確に伝えるように心がけましょう。具体的な業務内容や成果を示すことが重要です。
キャッチコピーの工夫
履歴書の自己PRや職務経歴書のキャッチコピーを工夫し、興味を引く内容を盛り込むことで、書類選考通過率を高めることができます。
求人票とのマッチング
求人票に記載されている求められるスキルや要件と自分の持つスキルを強調するように調整してみてください。
面接に通らない場合
書類は通るけれど、一次面接や二次面接、最終面接で落ちる場合は、面接の練習をしましょう。
模擬面接の練習
友人や家族に模擬面接をしてもらい、自分の話し方や表現、姿勢などを振り返り、改善点を見つけることができます。
自己分析とアピールポイントの確認
自分の強みや経験を再評価し、どのようなアピールポイントを持っているかを明確にしましょう。面接でこれらを的確に伝えることが重要です。
フィードバックの取得
面接が不合格だった場合、フィードバックを依頼してどの部分を改善すべきかを知ることができます。そのフィードバックを次回の面接に生かすことができます。
未経験のキャリアチェンジや異職種から転向を計る転職活動は挑戦的なものですが、焦らずに取り組み、自己成長に繋げていくことが重要です。