機械学習エンジニアの年収・給料

転職や就職、あるいは将来の年収アップへの期待からAI職種へのキャリアチェンジを検討している方も多いのではないでしょうか。データサイエンティストやAIエンジニアと並び、注目度の高いAI関連職種として「機械学習エンジニア」があります。

今回は、そんな機械学習エンジニアの平均年収や給与相場について紹介します。

機械学習エンジニア(MLエンジニア)とは

機械学習エンジニアは、機械学習や深層学習(Deep Learning)などAIの開発・実装を担当するソフトウェア技術者です。機械学習を英語で表記したMachine Learningの頭文字を略して、MLエンジニアとも呼ばれます。主な仕事としては、機械学習サービスのシステムへの実装などがあげられます。

ただし、機械学習エンジニアが業務上で担当する役割は、所属する会社や配属された部門・チームにより異なります。海外論文などの技術調査、機械学習モデルの作成・調整といったAIエンジニアのような役割を期待されることもあれば、別の会社では、データ分析基盤の構築などのデータエンジニアとしての役割を期待されることもあります。

機械学習エンジニアの年収・給料

日本での機械学習エンジニアの平均年収

indeed上に掲載された求人情報を集計したデータ(最終更新:2019/07/01)によると、日本の「機械学習エンジニア」の平均年収(給与)は、627万円です。「エンジニア」で集計した場合の538万円に比べ、87万円高い結果になっています。一般的な会社員の平均年収に比べても十分に高い給与といえるでしょう。

また、AIは、まだまだこれからの分野といえます。さらに需要が急拡大しており、実務経験者が足りていないという事情もあります。そのため、ITエンジニア・プログラマとしてのスキルや経験があれば、未経験者を採用している企業があり、機械学習エンジニアの平均年収を下げている要因になっています。経験者と未経験者で年収幅が大きいため、十分な実績や経験を持った人材であれば、1000万円を超える年収提示も少なくありません。

海外での機械学習エンジニアの平均年収

AI関連職種の給与は日本国内と海外の差がよく話題になります。機械学習エンジニアの場合は、どのような状況でしょうか。アメリカの求人サイトglassdoorで調べたところ、機械学習エンジニアに該当する「Machine Learning Engineer」の平均年収は約12万ドル(2019/7/2) でした。1ドル108円で日本円に換算すると約1300万円です。日本の627万円と比べると、おおよそ2倍の金額です。

そもそもの物価の違いや、海外の求人の場合はコンピュータサイエンスの学位が必要など人材に求める要件や流動性などの違いはあるものの、年収は海外の方が高そうです。

機械学習エンジニアの年収は今後どうなる?

機械学習や深層学習などの開発経験を持つエンジニアは絶対数が少なく、需要と供給の関係から転職マーケットでは希少人材として扱われています。そのため、実務経験のある機械学習エンジニアは、転職やポジションチェンジによって年収を上げやすい状況といえるでしょう。

ただし、この先将来的に年収をあげやすい状況が続くとも限りません。転職市場や人材マーケットに機械学習を実装できるエンジニア・プログラマが増加した場合に、現在のスキルセットだけでは年収が下がってしまう心配もあります。年収を上げていくためには最新技術をキャッチアップする。マネジメント層へ昇進するなどは、他の職種とも同様に必要です。