バックエンドエンジニアのフリーランス単価相場は?年収・スキル・案件獲得

会社員を辞めて個人事業主フリーランスエンジニアとして独立を検討中の方も多いのではないでしょうか。

フリーランス向けに業務委託の求人案件を紹介するエージェントも増加しており、個人で仕事をする環境が整備されてきています。

この記事では、フリーランスのバックエンドエンジニアとして独立する方法や単価相場、年収、案件の獲得方法を紹介します。

フリーランスのバックエンドエンジニアという働き方

会社に所属せず個人で仕事を受注して働くフリーランスのWebエンジニアも増えています。

バックエンド開発の案件を専門に請け負うエンジニアもフリーでやっていくことはできるのでしょうか。

バックエンドエンジニアはフリーランスになれる?

WebサービスやWebシステムなどの開発に関する企業の需要は高く、業務委託ではたらくバックエンドエンジニアは様々な現場で求められています。

そのため、企業での業務経験があり、一般的な開発スキルを持つエンジニアであれば、独立して仕事をすることは難しくないでしょう。

バックエンドの案件では、常駐ではなくフルリモート可の在宅案件なども豊富に探すことができます。

バックエンドの案件数・フリーランス求人動向

バックエンドエンジニアのフリーランス市場を確認する指標として、企業が募集する求人数があります。

実際にどの程度バックエンドエンジニアの案件が掲載されているか、エージェントサイトで調べてみたところ、A-STARでは3415件でした。

業務委託のエンジニア案件では、企業に常駐して仕事をするタイプがほとんどですが、最近ではリモートや在宅ワークで稼働する案件も増加傾向にあります。

フリーランスエージェントでは、サイト上に案件を公開しない非公開求人も多くあります。実際の求人数が気なる際は直接確認してみてもよいでしょう。

バックエンドエンジニアの仕事内容

開発

サーバーサイドで動作するWebシステム・アプリケーションの開発を担当します。ログイン機能や決済、投稿など追加機能の開発やも行います。

使用するプログラミング言語は、PHPPerlJavaRubyPython、Goなど現場により異なります。

環境構築

Webサーバーやデータベースなどインフラ環境の構築もバックエンドエンジニアの仕事です。

データベースでは、MySQLPostgreSQL、MongoDBなどがよく利用されます。

AWSGCPなどクラウド環境でのサーバー構築や運用の知識も必要でしょう。

運用保守

Webサービススマホアプリ、ゲームなど24時間365日の利用を想定したサービスを安定稼働させる運用の仕事もあります。

サーバー、ネットワーク、ミドルウェアなどを監視して異常を検知したり、パフォーマンス向上やチューニングにも取り組みます。

バックエンドエンジニアの単価・平均年収

バックエンドエンジニア案件の単価相場(フリーランス

業務委託で働くバックエンドエンジニアの単価相場は週5日常駐で稼働する場合に月60万円程度です。

案件情報をみると、下は30万円程度から上は190万円ほどと募集される報酬の単価には幅があります。

経験年数が5年以上あるエンジニアやフルスタックに近いスキルセットを保有するなどすれば、収入が1,000万円を超えることもあります。

バックエンドエンジニアの平均年収(会社員)

バックエンドエンジニアの年収相場は、年齢や所属する企業によって大きく変わりますが、平均すると450万円程度が目安となるでしょう。

求人ボックスの給料ナビによると、正社員のWebエンジニアの平均年収は525万円です。

転職や独立で給料があがりやすい仕事とも言えます。

フリーランスのバックエンドエンジニアになるには

未経験から独立して、フリーランスのバックエンドエンジニアになることは出来るのでしょうか。

実務経験があれば独立できる

Web系のベンチャーやスタートアップ、開発企業などに就職して、会社員のバックエンドエンジニアとして3年以上の開発経験がある場合は、すぐにでも独立が可能です。

業務委託の案件情報を紹介するエージェントに登録して、フリーランスで働く際の単価や仕事内容を確認してみるとよいでしょう。

未経験なら就職・転職を目指す

IT業界での就業経験がない場合は、まずは正社員のバックエンドエンジニアを目指しましょう。

独学でプログラミングを勉強して、未経験可の求人に応募したり、Webエンジニアを目指せるスクールに通いましょう。

フリーランスのバックエンドエンジニアに必要なスキル

バックエンドの開発案件では、クライアントが指定する言語やライブラリなど特定の開発環境での経験が必要です。

フレームワーク

PHPではLaravel、PythonのFlask、DjangoRubyであればRuby on Railsなど主要なフレームワークを使用した開発経験があると重宝されます。

データベースやミドルウェア

Web開発をおこなうにあたり、データベースやミドルウェアの知識は必須です。RDBだけでなく、NoSQLやクラウドを使った開発にも慣れておきましょう。

セキュリティ

情報漏洩やサイバー攻撃などへの対策も必要です。SSLやセキュリティの知識もつけておくとよいでしょう。

バックエンドエンジニア案件を獲得する方法

バックエンドエンジニアがフリーランスで仕事をするには、安定的な案件の確保が欠かせません。

ここでは、業務委託のバックエンド案件の探し方を紹介します。

フリーランスエージェントを利用する

フリーランス向けのエージェントを利用すると手軽に案件の紹介を受けることができます。サイト上のフォームから応募すると、連絡が届きます。

初回の登録には、カウンセリング面談が必要ですが、ZoomやGoogleハングアウトなどに対応しているエージェントがほとんどです。

職務経歴書やスキルシートを提出して、希望条件を伝えると、マッチする求人案件を紹介してくれます。

業者により保有案件の傾向や担当の相性などもあるため、1社のみに絞って登録するのではなく複数エージェントを並行して利用するとよいでしょう。

自分で営業する

知り合いや取引先の紹介なども含め、自分で開拓した顧客と契約して仕事をすることもできるでしょう。

エージェントから紹介された案件と異なり、自分で受注した仕事では全額が報酬となる点がメリットです。

一方、契約手続きや条件交渉なども自分でおこなう必要があるため、独立したてのフリーランスは注意しましょう。

指名での依頼を増やすためにはセミナーでの講演や書籍の出版、Webでの情報発信などが有効でしょう。

高単価なバックエンドエンジニアになるために

バックエンドエンジニアがより高単価でフリーランスの仕事をするには、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。

より商流の浅い案件に参画する

バックエンドエンジニア案件のなかでもより高単価な案件に参画するには、より商流の浅い案件を選ぶことが重要です。

商流が浅いとは、発注元のエンド企業とフリーランスの間に入る中間業者が少ないことで、商流が深いとは間の会社が多いことを意味します。

エンド企業から直接発注を受けた企業を「一次請け(元請け)」とすると、一次請けから発注を受けた企業は「二次請け」さらにその下に「三次請け」という構造があります。

エンド企業が支払う金額にもよりますが、より元請けに近い会社から案件を受注したほうが中間マージンが減り、フリーランスの手元に残る報酬が増えるということです。

上流工程やマネジメント経験を積む

同じバックエンドエンジニアの案件でも、要件定義や設計、企画などより初期におこなう工程のほうが、経験や幅広い知識を求められるため単価が高くなる傾向があります。

企画や提案業務のほかに、技術者としての経験を買われて技術顧問やアドバイザリーで活躍する需要も増えています。

また、Web開発の案件など現場でプレイヤーとして仕事をする場合よりもPLやPMとして、プロジェクトをリードするほうが単価レンジは向上するでしょう。

時給や単価を上げたい場合は、それらを意識して仕事に取り組むと良いでしょう。

バックエンドエンジニアの将来性

バックエンドエンジニアの将来性はどのように考えればよいでしょうか。求人動向や技術トレンドについても見ていきましょう。

バックエンド開発の需要は高い

Webサービススマホアプリ、ゲームなどサーバーサイドで動作するプログラム構築の需要は引き続き拡大しています。

インターネットサービスの利用増やデジタル化の推進により、今後も開発のニーズは続いていくでしょう。

企画やフロントエンド知識が求められる

Webアプリケーションの開発では、UI/UXなどユーザーが閲覧する画面についてや、ローンチ後のグロースについて意見を求められることもあるでしょう。

プロフェッショナルの開発者として独立してはたらくなら、そのような周辺知識への理解も求められる機会が増えるでしょう。