本サイトはプロモーションが含まれています。

JDLA認定プログラムの受講費用・講座料金を比較

人工知能/AI技術に関する資格に一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が提供する「G検定」「E資格」があります。そのうちE資格の取得にはJDLA認定プログラムの受講が必須です。

今回は、日本ディープラーニング協会について紹介するとともに、各社が提供するディープラーニング講座の費用を比較表にまとめました。

JDLA認定プログラムとは

JDLA認定プログラムは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が開催する「E資格(JDLA Deep Learning for ENGINEER)」の受験に必要な教育プログラムです。

E資格は、ディープラーニングを実装するエンジニアの技能を認定するための試験であり、JDLA認定プログラムは必要な基準やシラバスに準拠している講座のみが認定をうけています。

E資格の受検資格に「JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること」と記載があるように、受検の際はいずれかの講座に申し込む必要があります。

JDLAとは

JDLAは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(Japan Deep Learning Association)の略称です。

ディープラーニング技術の活用促進や日本の産業競争力を向上を目的に2017年に設立され、人材育成の一環でG検定・E資格の資格試験を開催しています。

人工知能研究の第一人者である東京大学教授の松尾 豊氏が協会理事を務めていることも有名です。

JDLA認定プログラム 受講費用・料金の比較表

2019年4月13日現在、JDLA認定プログラムとして民間事業者が提供する8つの教育講座が認定されています。

公式サイトでの料金の記載をもとに受講費用を講座別にまとめてみました。※あくまで現時点での内容となりますので参考程度にご覧ください。保証はできかねます。

 

認定番号 講座名 学習方法 受講費用 運営会社
00001 現場で使えるディープラーニング基礎講座 対面/オンライン 298,000円(税別) スキルアップAI株式会社
00002 機械学習オンライン/ディープラーニングオンライン オンライン サイト上に記載なし 株式会社zero to one
00003 現場で潰しが効くディープラーニング講座 対面/オンライン 450,000円(税別) 株式会社ナトフ
00004 AI_STANDARD for Engineering オンライン サイト上に記載なし 株式会社STANDARD
00005 AIジョブカレ ディープラーニング講座 対面/オンライン 139,800円(税別) エッジコンサルティング株式会社
00006 ディープラーニングハンズオンセミナー 対面 200,000円(税別) 株式会社キカガク
00007 業界初合格保証付 Premium Plan E資格対策コース オンライン 580,000円(税別) 株式会社アイデミー
00008 全人類がわかるディープラーニング体系講座 対面/オンライン 196,000 円(税別) 株式会社AVILEN

※受講形式についてスクール・セミナー形式でのハンズオン講義を「対面」、動画受講などのオンライン講義を「オンライン」と記載しました。

※受講費用について、対面とオンラインがある場合は「対面」の料金を記載しています。

※受講対象が法人のみの講座があります。

JDLA認定プログラムの一覧

JDLA認定プログラムの一覧は、日本ディープラーニング協会の公式サイトで確認することができます。

参考:人材育成 | 一般社団法人 日本ディープラーニング協会 Japan Deep Learning Association

zero to one社の「機械学習オンライン/ディープラーニングオンライン」、STANDARD社の「AI_STANDARD for Engineering」については法人での研修が対象のようです。個人のスキルアップを目的として受講を検討する場合は、その他の講座から選ぶことをおすすめします。

現場で使えるディープラーニング基礎講座

認定番号:00001
講座形態:ハンズオン@東京、大阪、名古屋、オンライン
運営会社:スキルアップAI株式会社
詳細ページ:https://www.skillupai.com/deep-learning

機械学習オンライン/ディープラーニングオンライン

認定番号:00002
講座形態:オンライン
運営会社:株式会社zero to one
詳細ページ:https://zero2one.jp/#courses

現場で潰しが効くディープラーニング講座

認定番号:00003
講座形態:ハンズオン@東京・福岡、オンライン
運営会社:株式会社ナトフ
詳細ページ:http://study-ai.com/jdla/

AI_STANDARD for Engineering

認定番号:00004
講座形態:オンライン
運営会社:株式会社STANDARD
詳細ページ:https://www.ai-standard.jp/

AIジョブカレ ディープラーニング講座

認定番号:00005
講座形態:ハンズオン@東京、大阪、福岡
運営会社:エッジコンサルティング株式会社
詳細ページ:https://www.aijobcolle.com/dl/

ディープラーニングハンズオンセミナー

認定番号:00006
講座形態:オンライン事前予習 + ハンズオン + オンライン補講動画
運営会社:株式会社キカガク
詳細ページ:・Chainer コース ・Keras コース ・⻑期コース

業界初合格保証付 Premium Plan E資格対策コース

認定番号:00007
講座形態:オンライン(環境構築・前提知識不要)+メンター制度
+コード添削+オンラインビデオカウンセリング
運営会社:株式会社アイデミー
詳細ページ:https://premium-etest.aidemy.net/

全人類がわかるディープラーニング体系講座

認定番号:00008
講座形態:ハンズオン@秋葉原オンラインライブ受講、動画補講
運営会社:株式会社AVILEN
詳細ページ:https://avilen.co.jp/ai-engineer-course/

まとめ

今回は、日本ディープラーニング協会が認定する「JDLA認定プログラム」を紹介しました。E資格受験のためには必須になるため、資格取得を検討する際は、各社サイトをチェックするとよいでしょう。

どの講座を受けるにしても、JDLAの認定を受けた講座になります。ただし、民間団体が提供するスクールのため、料金やカリキュラム、サービス内容は運営会社により異なります。

ハンズオン形式での対面講座は、首都圏や大都市中心に開催されています。地方在住の場合は、オンライン講座を検討すると良いでしょう。また、大学生や高校生など学生の場合は、無料の講座や割引を受けられる場合もあります。

サーバーエンジニアとは?なるには?年収・仕事内容、必要なスキル、将来性

IT/Webシステムが動作するうえでサーバーの設計・構築、管理保守は欠かせません。そのようなサーバー関連の業務を担当する技術者がサーバーエンジニアです。

今回は、サーバーエンジニアという職種や年収相場、キャリアパス、仕事内容、スキル、将来性について紹介します。

サーバーエンジニアとは

ITエンジニアのなかでもサーバーの構築、運用・保守に特化した技術職がサーバーエンジニアです。クライアント企業から受託したサーバー関連業務やデータセンターに勤務するほか、Webサービスやゲーム、ITシステムなどが稼働する自社内のサーバーに携わる場合もあります。

仕事のやりがい・苦労

サーバーのパフォーマンスを向上するためのチューニングは成功すると成果向上やコスト削減に結びつくため目に見えてやりがいを実感しやすいでしょう。受託開発や新規サーバーの構築などプロジェクト完了に意義を見出す方も多いようです。

また、サーバー・ネットワークなどのインフラは、システムを安定稼働させるという側面ももっています。障害の発生時の対応に応じなければならない職場や大規模なサービスを運営する際の責任などは、サーバーエンジニアならではの苦労ともいえます。

求人需要と年収・給与の相場

クラウドへの移行が進む状況ながら、サーバーエンジニアの需要は増加傾向です。企業から求人のニーズも高く安定した雇用が見込めるでしょう。

サーバーエンジニアの給与について、年収の相場は20代で400万円、30代で500万円代が基準となります。他のIT職種に比べ、高くもなく安くもない水準といえます。

年収をあげていくためには、サーバー関連のスキルだけでなくプロジェクトマネジメントやシステム全般の勉強が必要です。

キャリアパス

サーバーエンジニアは転職の際、次の職場でもサーバーエンジニアとして働くことが多いです。社内SEやネットワークエンジニア、データベースエンジニアとの関連性も高くそれら職種へのジョブチェンジも可能です。

年収アップやキャリアチェンジを目指す場合は、より上流を担当する職種に挑戦してもよいでしょう。また、転職先としてより親和性の高いサーバー、ネットワークの両方を扱うインフラエンジニアやセキュリティに関するスペシャリストを目指すこともできます。

 

サーバーエンジニアの仕事内容

ここでは、具体的な仕事内容であるサーバーの「構築業務」と「運用・保守業務」について解説します。

サーバーの構築業務

構築対象となるサーバーは、Webサーバー、メールサーバーなど様々な種類があります。サーバーの構築にあたっては、まず要件定義が必要です。その際、開発エンジニアや他のメンバー、あるいはクライアントと相談し、サーバー構成や負荷分散、冗長化などの仕様を決め設計を行います。

設計は上位の職種が行い、サーバーエンジニアは構築部分を担当する場合もあります。開発するシステムの規模や内容により配置するサーバー台数やスペック・処理能力などを考慮してサーバーを構築します。

オンプレミス、クラウドなど構築するサーバーの種類や用途にあわせOSやサーバーアプリケーションのインストール・設定作業を行います。

物理サーバーの構築では、ラッキングや配線といった物理作業があります。サーバーラックに固定したサーバー機器にケーブルを配線する作業では、後々のメンテナンスを考慮した配置、配線にするなど経験も必要とされます。

サーバーの保守・管理業務

開発後のシステムを運用していくうえで、サーバーの保守・管理についても重要な仕事となります。システムの安定稼働をおこなううえで障害対応やエラー監視は欠かせませんし、バージョンのアップデート、負荷対策のチューニングなどを行います。最近はセキュリティも重要なテーマです。

サーバーの監視業務では、バックアップが正常に行われているかどうかの確認や、エラーログの解析・修正、不具合が発生した際にはリカバリーなどをおこない、正常な状態へ回復するよう原因を調査、修正します。

それらのメンテナンスを定期的に実施することで、トラブルを未然に防ぎ継続的なアプリケーションの運営が行えます。また、データ量の増加に対応するなど環境を整えることも重要です。

 

サーバーエンジニアになるには

チームで働くことも多いサーバーエンジニアは、未経験からでも目指すことができる職種です。ここでは、適性や必要なスキル、おすすめの資格について紹介します。

サーバーエンジニアに向いている人

サーバー環境を構築するうえで様々な製品のスペックや特性を把握し機器選定を行ったり、設置や配線などの物理作業を伴う仕事です。そのため、ハードウェア製品やメカが得意な人には馴染みやすいといえます。

スキルアップのためにはサーバーのほか、ネットワークやシステムのアーキテクチャ、セキュリティに関する知識などキャッチアップすべき範囲が多く、必要があれば英語のドキュメントを読み解くなどストイックに業務と向き合う姿勢が必要です。

また、サーバーの保守・運用業務においては、システムを365日安定稼働させるための責任感がもとめられるでしょう。

サーバーエンジニアに必要なスキル

サーバーエンジニアとして働くには、OSの知識が必要です。よく利用されるサーバーOSとしては、LinuxWindows Server、Unixなどがあり、サーバーを操作する際に使用します。

オープンソースであるLinuxを使用する案件は多いですが、クライアントの環境により利用するOSは異なります。そのため、様々なOSに対応できる知識とスキルを身につけておくことが望ましいです。

また、サーバーの構築や開発業務をおこなう際には、サーバーそのものの知識のほか、要件定義や設計、プロジェクトマネジメントなどシステム開発に関する能力も必要となります。

未経験からサーバーエンジニアになる場合や若手の場合には、最初から完全なスキルが必要なわけではありません。とはいえ、最低限サーバーとネットワークに関する知識を勉強しておくとよいでしょう。

おすすめの資格

MCPマイクロソフト認定資格)

MCPは、マイクロソフトが提供するベンダー資格です。マイクロソフト製品に関する世界共通の認定資格として、150ヵ国以上で試験が行われています。

Windowsサーバーに関する知識が出題範囲にあるため、サーバーエンジニアとしての力量を試すだけでなく、資格取得の勉強を通してOSに関する体系的な知識をおさらいできます。

MCSA、 MCSEMCSDという3つの種類にわかれており、上位資格である「MCSE」「MCSD」を取得するには、MCSA(Microsoft認定ソリューションアソシエイト)に合格する必要があります。

また、MCPよりもさらに入門レベルの資格としてMTAがあります。

LPICLinux技術者認定資格)

LPIC(エルピック)は、サーバーエンジニアに求められるLinuxについての知識量を問う資格です。LinuxはサーバーOSとしてのシェアが高く、業務上での知識を役立てることができます。

LPICの試験は、難易度別に「レベル1」「レベル2」「レベル3」とわかれており、上位の試験を受験するには、下位の資格を取得する必要があります。

レベル1の試験は、Linuxの基本操作やシステム管理の基本といったLinuxを利用するための知識を問うものです。サーバー構築と保守・運用に関する問題が多く出題されるため、未経験からサーバーエンジニアを目指す場合でも、しっかりと勉強すれば取得しやすいでしょう。

 

スキルアップと今後の将来性

サーバーエンジニアとしての仕事は、最初は保守・運用業務からはじまる場合が多いです。そこからキャリアアップするためには、サーバー設計やマネジメントなどより上流工程のスキルを身につける必要があります。

また、サーバーエンジニアの本業ともいえる負荷分散や高速化などのチューニング技術やインフラ全般のスキルを高めることで技術者としての市場価値を高めることができます。

最近では、AWSGCPなどのクラウド環境を利用するサービスも増えてきており、ニーズも高まっています。まだまだオンプレミス環境の仕事も多いですが、将来性を考えるとクラウドについて学んでおくことも必要でしょう。

ITエンジニアの給料は安い?その理由は?

今現在IT業界でエンジニアとして働いている方だけでなく、これからエンジニアを目指す方も給料や年収の相場は就職・転職の前に調べておきたいポイントですね。

しかしながら「ITエンジニアは給料が安い」「年収が低い」という意見もあれば、「生産性の高いエリート職種」「他の業界よりも高収入」といったまったく逆の意見が混在しています。

また、それらの意見はある意味で両方とも正しいといえます。

ITエンジニアが高給取りであるという意見は、外資系企業やITコンサル、大手SIerなどで働く技術職に当てはまります。また、Web系企業などの事業会社にも一般企業より給料の良い会社があります。

一方で、上記企業の子会社などグループ会社で働くエンジニアの給与水準は親会社よりも低い傾向がみられます。

また、システム開発を受託する企業で下請けや孫請けで下流に属するSE、雇用形態が正社員ではなく派遣のプログラマーといった場合、賃金を安く抑えられているため給料が安いということもあるでしょう。

実際のところ、ITエンジニアの給料は安い?

転職サイトのdodaが行った調査によると、技術系職種(IT/通信)の平均年収は456万円です。コンサル、監査法人など専門職の588万円、企画/管理系の510万円と比べると確かに低いといえます。

一方で、クリエイティブ系、事務/アシスタント系、販売/サービス系などの平均年収が300万円代の職種と比べるとITエンジニアの年収は高いといえるでしょう。そのため、決してITエンジニア全員の給料が安いわけではありません。

しかしながら、年収300万円以下などの給与水準で働くITエンジニアも存在してるのは事実です。そこには、昇給が少ない、労働時間が長い、みなし残業といった、まさにブラック企業の待遇で働くエンジニアもいれば、ワークライフバランスを重視した結果、毎日定時で帰れるが給与は低い仕事についているエンジニアも含まれます。

 

ITエンジニアの給料が安いといわれる理由

上記の調査にあるようにITエンジニアという職種でも決して全員が給料が安い、長時間労働で割りにあわないという環境で働いているわけではありません。しかしながら、世間においてIT企業はブラック、エンジニアは給料が安いというイメージがあるのはなぜなのでしょうか。

業界のピラミッド構造

理由のひとつとして、IT業界の多重下請け構造があげられます。IT業界のなかでもSIer・ソフトウェアハウスと呼ばれるIT開発を受託するSI業界では、建設業界などと同様に、元請け(一次請け)となる大手SIerが受注した仕事を下請け、孫請けといった外注先企業に発注してクライアントに納品するという業界構造になっています。現場毎に職人をあつめ依頼物の完成を分業し指示するといった内容も建設業界と似ており、客先常駐で働くエンジニア・プログラマーIT土方と揶揄することもその点に起因しています。

また、商流が上位に位置する企業から順にマージンを抜いていくため、下位に属するほど給料が低い傾向にあります。下請け・孫請けは大手SIerよりも1社1社の企業規模が小さいものの、企業数は多く、フリーランスとして働く個人事業主も含めるとその数は膨大です。また、所属するエンジニアの人数もピラミッド構造となっており、下の階層に所属する人数のほうが多いのです。

SEとPG、職種の中での階層

SI業界で働くITエンジニアは、システムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)に分かれ、それらの職種のなかでも上位職種と下位職種が存在します。システムエンジニアは主にプロジェクトの上流である要件定義や設計をおこない、実際にコードを書くプログラミングを行うのがプログラマーです。

また、システムの規模によって開発後の保守・運用やテスト・検証などを担当する技術者、事業会社の社内SEなどITエンジニアのなかでも様々な職種が存在します。一般的に、要件定義や設計、プロジェクトマネジメントなどの上流工程を担当する企業や職種のほうがより給与が高い傾向にあります。そのため、年収をあげるためにはSEからプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーなどのマネジメント職種に移ることが推奨されます。

もっとも、Web業界やアプリケーション開発の企業では、SEやPGといった区別は少なくエンジニアがコードを書き、開発を行うことが普通です。ただし年収をあげていくために、リーダー、マネージャー、CTOなどの上位ポジションに出世が必要という点には変わりがありません。技術系のスペシャリストとしてプレイヤーポジションで高収入が実現できる会社もありますが、まだまだ一般的とまではいえない状況です。

 

まとめ

結論としては、ITエンジニアという職種全体の給料が安いわけではありません。ITエンジニアは、働く環境や就職する会社、キャリアプランによっては、十分に高収入を得ることができる職業です。

ただし、他の職種に比べ技術職の給料が低い、昇給が遅い、出世できないといった会社も存在するため転職・就職においては、事前に会社の評判を調査するなど慎重におこなう必要があります。

とはいえ、現在エンジニアの転職は、売り手市場ともいえる状況のためきちんと技術やスキルを身につけることができれば、ブラック企業からホワイト企業への転職や年収アップでの転職の難易度はかなり下がっています。

現在の職場での待遇に不満がある場合や、将来性に心配な場合は、転職を検討してみるのもよいでしょう。