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データサイエンティストの副業は稼げる?データ分析案件の探し方・単価目安・注意点

データ分析や統計解析などデータサイエンスに関する仕事の需要が高まり、データサイエンティストと呼ばれる職業が一般に認知されるようになりました。

フリーランスエージェントや副業マッチングのプラットフォーム上でもデータサイエンティスト業務の案件を探せるようになっており、データ分析の副業や複業を考える方も多いのではないでしょうか。

この記事では、データサイエンティストの副業案件の単価目安や時給相場、仕事の探し方、副業を始める際の注意点について紹介します。

データサイエンティストの副業方法・仕事の探し方

副業エージェントを利用

データサイエンティストとして実務経験があると、副業向けのエージェントやマッチングプラットフォームに登録して案件の紹介を受けられます。

自分で企業開拓をおこなうことなく、エージェントの保有する副業求人から自分にあった案件を探せる点がメリットといえるでしょう。

副業案件は、充足するのも早いため問い合わせた際にすぐに案件があるとも限りません。

エージェントに登録をしておくと経験やスキルにあった副業案件がメールなどで配信されます。

エージェントによって強い職種やジャンルが異なるため、数社登録して案件の紹介を受けてみましょう。

クラウドソーシングで案件を受注

エージェントが扱う案件よりも、単価は低めですがクラウドソーシングを利用して副業案件を受注することも可能です。

クラウドソーシングの利点は手軽にサイト上で案件を探せることやフルリーモートで在宅作業が可能な点です。

成約時にマージンとして報酬から手数料を差し引かれますがクラウドソーシングサービスは手数料を公開しているサイトも多いです。

Kaggleなどのコンペに挑戦

世界中のデータサイエンティスト・機械学習エンジニアが集まるコンペティションサイトがKaggle(カグル)です。Kaggleに参加するひとはKaggler(カグラー)と呼ばれ国内でも人気が高まっています。

Kaggleで開催されるコンペの中には、企業などのコンペ主催者が協賛し、優秀なモデルに対して賞金が出されるコンペもあります。

賞金付きコンペでランキング上位に入れば副業収入を得ることができますし、賞金ではなくともKaggleでの成績をもとに副業を手にすることが可能になります。

データサイエンティストが副業できる案件例と単価目安

データサイエンティストの副業について、より具体的な業務内容や仕事の種類をみてみましょう。

データサイエンティスト案件のなかでもフルリモートが可能な案件を探して副業は可能でしょう。

AI案件(機械学習/深層学習)

単価目安 時給 3,000円〜
経験目安 実務経験3年以上
内容 自然言語処理エンジンのロジック開発
・音声解析データの活用PJ

機械学習による異常検出や予測モデルなどの開発プロジェクトでフルリモートの案件があれば、副業データサイエンティストの出番です。

アルゴリズムの選定やパラメータ調整だけでなく、特徴量エンジニアリングを実施して成果のだせるデータを用意します。

ビッグデータ解析のコンサルティングや外部の相談役としての立ち位置で技術指導する技術顧問・技術アドバイザー案件もあります。

AIベンチャーなどからは、画像認識、音声解析、自然言語処理などで深層学習(Deep Learning)技術の要望も増えています。

分析案件

単価目安 時給 3,000円〜
経験目安 実務経験3年以上
内容 ・広告施策やマーケティングデータの分析
・気象データや位置情報などからの購買分析

スマホアプリやソーシャルゲーム、Web広告などデジタル施策に関する分析案件もデータサイエンティストの需要が高い領域です。

費用対効果に関する分析やグロース施策の振り返り、アナリストの立場で助言や施策立案をおこなうこともあります。

購買データや顧客情報など個人情報が含まれるデータの分析は外部への持ち出しを禁止するクライアントがほとんどです。

副業や在宅ワークで取り組む分析では、個人情報の含まれないデータセットを使用します。

開発案件

単価目安 時給 3,000円〜
経験目安 実務経験3年以上
内容 スクレイピングによるデータ収集
・レコメンデーションや診断系アプリの開発
・チャットボットの開発

エンジニア技術を持つデータサイエンティストであれば、開発寄りの副業もおこなえるでしょう。

開発案件には、PythonでのWebスクレイピングやソーシャル分析、チャットボットの開発、診断系アプリの開発などがあります。

エージェント経由で案件に参画する場合は、準委任契約での業務委託が多いでしょう。

請負契約の場合は、納品義務や瑕疵担保責任などに注意しましょう。

プログラミングスクール講師

単価目安 時給 5,000円〜
経験目安 実務経験1年以上
内容 ・AIスクール講師
・データサイエンススクール講師
・法人向け研修講師

プログラミング人気が高まっており、エンジニア向けにAIやデータサイエンスの授業を提供するスクールが増えてきました。

スクールでは講座を受け持つ講師やメンターを募集しており、データサイエンティストの副業としても人気です。

社会人向けに開講するコースが多いため、平日夜間や土日に稼働でき会社員の副業に向いています。

平日の日中でも稼働が問題なければ、法人向けの研修を担当することもできるでしょう。

データサイエンティストの副業に必要なスキル

ITスキル

データサイエンスの案件を受注するうえでITスキルは欠かせません。分析案件では、PythonR言語を利用してデータの傾向やパターンを探っていきます。

また、SQLでのデータ操作やデータベースの知識、クラウド上での環境構築など、分析に必要なデータを収集・整形するスキルも欠かせません。

開発案件では、上記のほかにアプリケーションを開発するスキルが必要になります。

統計スキル

データ分析の専門家として、精度の高い統計処理や数理モデルの作成をおこなうには高度な統計知識と統計解析の実務能力が必要です。

機械学習(Machine Learning)・深層学習(Deep Learning)などのアルゴリズムや確率計算などの手法を理解したうえで、実務上の課題や分析目的にあわせ最適な手法を適用していきます。

ビジネススキル

副業とはいえデータサイエンティストへ依頼をするクライアントが求めるのは、ビジネス上での利益や投資に勝る効果です。

ビッグデータの分析やデータサイエンス・AIといった手段を活用していくことになるのですが、最終的には顧客の利益につながることを実現する必要があります。

アドバイザリーやコンサルティングなどより上流の案件ほどビジネススキルも求められるようになります。

データサイエンスの副業を始める前に

会社員が副業を始める前に確認すべき点を紹介します。データサイエンティストとして順調に仕事をこなせるからこそ税金や申告漏れには注意しましょう。

本業で副業して大丈夫か確認する

副業を始める前にまず確認したいことに「本業で副業が許可されているかどうか」があります。まずは、就業規則を見て該当する記載があるかどうかを確認しましょう。

そもそも今働いている会社で副業が禁止されている場合は、副業をしないでおくほうが無難です。心配な場合は上司や人事などに確認してみるとよいでしょう。

副業が大丈夫な会社でも事前の申請や許可など手順を踏む必要があります。本業に支障がでないように機密情報などの扱いには注意しましょう。

確定申告や税金に注意する

副業で得た所得が一定の基準を超えた場合は確定申告が必要です。データサイエンティストの副業では、役務や労働に対して報酬が支払われるため、計上できる経費はそう多くはないでしょう。

報酬金額や取引先がそう多くない場合は、確定申告の作業もそこまで大変ではありませんが事務手続きや会計の手間を減らすには個人事業用の銀行口座を用意して、報酬の入金も経費の支払いもその口座に集約するとわかりやすいです。