20代前半フリーターは就職すべき?正社員になるメリット・デメリット
20代前半は、理想と現実との間で悩むことも多い年頃です。フリーターとして生活しながら、本業で独り立ちできるよう努力したり、就職と今の働き方のなかで、どこを区切りとするかで迷ったりもするでしょう。
今回は、20代前半のフリーター事情や就職の方法、正社員になるメリット・デメリットについて紹介します。
20代前半でフリーターをする理由
20代でフリーターをする理由として多いのが「働き方の自由度の高さ」です。
時間の融通が利くため趣味や本業と掛け持ちしやすく、嫌ならすぐに辞められる点はフリーターの利点といえるでしょう。
東京都の最低賃金は2019年に時給1013円となり、月20万円ほど稼ぐことは難しくなくなってきています。
特にやりたいことがなかった場合にアルバイトを続けたり、会社を辞めて次の仕事が決まるまでのつなぎとしてフリーターをしている場合もあります。
20代前半フリーターは脱フリーターすべき?
20代のうちはフリーターでいたとしてもいつかは就職しないとと思う人がほとんどです。
脱フリーターを決意するタイミングはいつ訪れるのでしょうか。
20代前半は進むか立ち止まるかで悩むことも多い
30歳までには就職しようと決めているフリーターも多いですが、なんとなく日々を過ごしていることも多いです。
独身で実家暮らしだったり、一人暮らしでも若くて結婚していなければ、お金の心配などもなく暮らしてはいけます。
一方で、大学へ進学した友人が就職したり、高卒で社会へ出た友人が結婚など周囲の環境もかわってきます。
自分は今のままでよいのか、就職して正社員になったほうがよいのか迷うことが増えてくるのです。
20代は正社員で就職よりもやりたいことを優先してよい?
20代前半フリーターがアルバイトで生活しているのには、ひとそれぞれ理由があるでしょう。
就職して正社員になりたいという人もいれば、気楽なフリーターのままでいたいという人もいます。
就職しようと思えばいつでもできるので「20代のうちは自由にやりたいことをやるべき」という意見もあるでしょう。
確かに若いうちだから挑戦できたり、結婚して家庭を持つと生活があって無茶できないという事情はあります。
最終的に就職するのであれば、早いに越したことはないという点もふまえ判断するとよいでしょう。
20代前半で就職するメリット・デメリット
20代前半で就職するメリット
20代前半は人生のなかでも、一番やり直しがきくタイミングです。フリーターから正社員に転向したいなら、できるだけ早く行動に移したほうがよいでしょう。
早めに就職したほうが、年収や給料の面で有利になりますし、より条件良く就職しやすいでしょう。
就職して正社員で働くことで、スキルや能力を身につけられれば、転職でさらにキャリアアップも可能です。
20代前半で就職するデメリット
一方、20代前半で就職することのデメリットは、責任が少なく自由度が高いフリーターという立場を失うことです。
会社員でも夢を追ったり、資格取得の勉強を続けることはできますが、フリーターほどの自由度はなくなるでしょう。
また、20代前半では、フリーターと会社員で給料差がそこまで大きくないため、短期的には、仕事の責任や労働時間が増えたことに対して不満も感じるかもしれません。
20代前半フリーターが就職する方法
ここからは、実際に就職する方法を紹介します。
就職エージェント
最近では、既卒やフリーター専門に就職を支援するエージェントが増えてきました。
サイト上から登録すると、カウンセリングを実施して希望に合う求人や就職先の候補を選定して紹介してくれます。
また、応募に必要な書類の書き方や面接対策など採用選考についてのアドバイスがもらえる点もメリットでしょう。
ハローワーク
ハローワークは、厚生労働省の管轄のもと国が運営する公共職業安定所(職安)です。
求職者への仕事の紹介のほか、職業訓練やセミナーなどの講義も無料で提供しています。
求人を掲載する企業が無料で利用できるためブラック企業には注意しましょう。
スクール
20代前半であれば、ITエンジニアとして就職するためのプログラミングスクールもおすすめです。
オンラインのみの通信講座と対面で受講する教室タイプなどがあり、自分にあったスクールを探しましょう。
まとめ
今回は、20代前半のフリーターがアルバイトの道を選ぶ理由や、就職することのメリット、デメリットを紹介しました。
20歳から24歳までの時期は、求人市場での需要も高いだけに、正社員への就職・転職のチャンスです。
その分、芸能や技術、資格など夢に挑戦できるのも独身で若いこの時期だからという事情もあり、どのタイミングで就職するかは悩みどころです。
一方で、特にやりたいことがない場合や、なんとなくフリーターをしている際は、エージェントに登録するなど就職活動を始めてみてもよいでしょう。